音読・暗唱 “学問のすすめ”(声に出して読みたい日本語2)”、“花燃ゆ”第13話
音読と暗唱に取り組んでおります。
2-3家族で毎週集まって、と思っていましたがいまのところなかなか集合できないので、個人でもやっていますが、いきなり “音読するよー!”だと “えー”と言われます。
それでもむりやりやってもいいのですが、まずはちょっと興味もあって、母から音読と暗唱をはじめることにしました。
まずは声に出して読みたい日本語2の中から”学問のすすめ”の部分をWordで書いて、振り仮名も振って、プリントアウト。こうすると分量が少なく見えて心の負担も減る感じ。
また、今回は簡単に現代語訳も。
母が車の中、家の中、ところ構わず音読する→”ちょっと合っているかどうか聞いて~”と子供に頼む→こどもがチェックして直してくれる…というのを数日つづけていたら、9歳が全部暗記してしまいました。
9歳が実際に音読したのは10回以下だったと思います。後は私の音読を聞いていただけでした。
覚えたものはこちら。
天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずと云へり。されば天より人を生ずるには、萬人は萬人皆同じ位にして、生れながら貴賤上下の差別なく、萬物の靈たる身と心との働を以て天地の間にあるよろづの物を資(と)り、以て衣食住の用を達し、自由自在、互に人の妨をなさずして各安樂に此世を渡らしめ給ふの趣意なり。されども今廣く此人間世界を見渡すに、かしこき人あり、おろかなる人あり、貧しきもあり、富めるもあり、貴人もあり、下人もありて、其有樣雲と坭(どろ)との相違あるに似たるは何ぞや。其次第甚だ明なり。實語敎に、人學ばざれば智なし、智なき者は愚人なりとあり。されば賢人と愚人との別は學ぶと學ばざるとに由て出來るものなり。
長く見えるけれど、語呂がとても良く、私としては依然覚えたヴェルレーヌの”落葉”よりもずっと楽に暗唱できました。
この音読暗唱をどのように日々に取り入れるかが課題です。まあ、“やれ” でいいのかもしれませんが。